audio-technica:ATH-AWKT




木のヘッドホン新製品試聴。ラストは この ATH-AWKT です。





黒檀は比重が大きく硬い木。スピーカーの下にアフリカ黒檀でできた山本音響工芸:QB-4 を敷くとスッキリクッキリと明瞭な音になります。





イヤパッドにはシープスキン(羊革)を採用。素晴らしい装着感です。








LUXMAN:P-750u に繋いで聴いてみます。





電子楽器を多用している宇多田ヒカルのアルバムは先日試聴したアサダ桜をハウジングに採用した ATH-AWAS  と比較すると音像が強く濃い印象。個人的には ATH-AWAS のソフトな感じが好きかもしれない。


せっかくなので audio-technica のトップエンド、ATH-ADX5000 でも聴いてみましょうか。





・・オープン型だからというのもあるのでしょう、音場空間がストレスなくふわっと周囲に拡がります。といっても ATH-AWKT の音場空間にストレスが感じられるわけではないですからこれは優劣の問題ではありませんね。


クラシックも聴いてみましょう。





ATH-AWKT で聴くこのコンチェルトは弦楽器の箱鳴りに独特の音色が感じられますね。情報量は申し分ありません。ATH-ADX5000 にも同じ音色が感じられる。スピーカーで言うと B&W ではなく MAGICO 的な音色です。


・・FOCAL:UTOPIA だと音色はどうでしょか?





・・個人的に究極のヘッドホンと感じていた UTOPIA で聴くと ATH-AWKT とはまた違う弦楽器の音色。昔のウィルソンの音色を思い出すのでこれはベリリウムの音色なのか?


ゼンハイザー:HD800S だとどうでしょう。





・・我が家のシステムで ERATO 盤がうまく鳴っているときみたいな極上の音色とテクスチャ。。極私的な話ばかりしてスミマセンが(^^;)、HD800S の株が急上昇してしまいました。HD800(S)はいちど手放してもまた買ってしまう方が多いと聞いたことがありますが、私もそうなりそうな予感。店員S田でした。


明日 1月18日(土)14時~16時 グラウンドアレイ体験試聴会







明日 1月18日(土)14時~16時 当店にて、


「 THE CHORD COMPANY:Ground ARAY 体験試聴会 」を開催いたします。










ただいま輸入元アンダンテラルゴの方々が準備中。


乞うご期待です。

FDV、DUALITY、TYR




中級ラインケーブルを比較試聴してみましょうか。





まず当店常設の NVS:FD V 。








曲?はいつもの竹富。今日は鳥の鳴き声とさざ波だけでなく唄とオカリナも聴きます。


鳴き声は靄の向こうに遠く。さざ波の泡立ちはウェットで子音成分が少ない。そして唄とオカリナはセンターに凝縮されて比重が大きい(質量感がある)。


では次。JORMA DESIGN:DUALITY (2020年1月14日現在中古在庫があります)。

















・・DUALITY、いいですねえ。。唄とオカリナは FD Vのときのような質量感が減るものの、音像の輪郭線から滲みが払拭されて実にクリア。位置はちょっと奥に移動しなおかつキュッと絞まる。さざ波はカラッとした質感になり子音成分が増すものの耳には刺さらない。左沖方向に定位する鳥の鳴き声は靄を介さなくなりやはりクリアになる。


音場が FD V のときより明らかにスピーカーの外側に拡がった上に、拡がった音場に音像と空気が満遍なく定位する。つまり音場空間にヴォイドな部分が感じられないのです。やばい。欲しくなった。


では最後。NORDOST:TYR (こちらも 2020年1月14日現在中古在庫があります)。

















TYR もいいですねえ。。TYR は水平方向に広く広く音場が拡がります。DUALITY は前後がもっと凄かったし、DUALITY と比べると定位が曖昧ですが DUALITY より質感がウェットな良さがありますし、やはり本来であれば 現行の TYR 2 と比較すべきなのでしょう。





左上が DUALITY で、下が TYR ですが、








どちらもケーブル被覆の凹凸間隔が均等ですよね。 ヨルマもノードストも設計段階・製造段階共に精度を追究していることがこの写真からも窺えるかと思います。正確な音場表現、音像定位にはやはりこの精度がモノをいいますね。店員S田でした。














audio-technica:ATH-AWAS




アサダ桜というと当店的には山本音響工芸の製品が思い浮かびます。私はモノラルカートリッジ ZYX:R50 MONO をヘッドシェル HS-2 に取り付けて愛用していたりします。モノラル盤の味わいを損なわないシェルです。






audio-technica の新製品、ATH-AWAS もハウジングにアサダ桜を採用しているんです。






実に美しい、そして造りの良いヘッドホン。









御覧の通り径が大きいので耳をすっぽり覆います。この装着感に慣れてしまうとゼンハイザーの HD25 とかおじさん無理。HD25 の音は大好きですが。





先日 ATH-WP900 と SONY:MDR-1ST との比較試聴の際にも聴いた宇多田ヒカルは ATH-AWAS だと断然スケール感が出る。そして ATH-WP900 より さすがに低域方向にレンジが伸びる。スピーカーに例えるなら WP900 は ELAC:BS312 ATH-AWAS は B&W:804 D3 といったところでしょうか。


・・なんだろ? このアルバムの1曲目ってこんなに気持ち良かったっけか?


ATH-AWAS は電子楽器間の分離がむちゃくちゃ鮮明な上に、立ち上がり立ち下がりが速いからでしょうか前のめりのリズム感で聴いてて凄く楽しい。。なんだかおじさんワクワクしてきちゃった。。


せっかくなので他社のライバル機も聴きましょう。








FOSTEX:TH900 Mk.II








こちらも造りが素晴らしい。





面白いですねー。同じ価格帯、そして同じ密閉型でも表現が全然違う。 TH900 Mk.II は ATH-AWAS より明らかに中低域に重心がシフトしています。スピードが遅いわけではないのですが、音像に質量感があるからなのか ATH-AWAS のときのような高揚感は同じ曲を聴いても湧いてこない。





では私しか試聴に使わないいつもの竹富はどうかというと、


ATH-AWAS はさざ波が泡立つ様に意識が向くのですが、TH900 Mk.II だと質量をもった水が足元でちゃぷんちゃぷんとゆらめく様に意識が向く。ならば





ラン・ランはどうか?・・


ATH-AWAS だとピアニストの右手、TH900 Mk.II だと左手に意識が向く。。ある意味判り易い違いですね笑。


とっかえひっかえ聴いているうちにとっても楽しくなってきちゃったんでとっておきのヘッドホンも聴いちゃいます。





そうです。こいつです。





私にとって絶対的なヘッドホン、メートル原器である 仏 FOCAL:UTOPIA 。





・・オチとしてあらかじめ計算していたかのような結果となりました。わが国でいま使うとノスタルジックに感じてしまうたとえをとても雑に使わせてもらえば ATH-AWAS は These(テーゼ)。 TH900 Mk.II は Antithese (アンチテーゼ)。そして UTOPIA は Synthese (ジンテーゼ)笑。高域寄りでも低域寄りでもダメよ。全帯域が充実してないとネ。って感じ。


ともあれ ATH-AWAS で聴く宇多田ヒカルの楽しさにはビックリ。エイジングが進んでこなれてくればジャンルや録音の新旧を問わず音楽を愉しませてくれるんじゃないか? 店員S田でした。












KRIPTON:SC-HR1300 / 1500




クリプトンの切売スピーカーケーブル2機種、SC-HR1300 / 1500 を聴きましょう。


両機種とも切売にしてはとても高価なので、完成品ではありますが1m単価が比較的近いスピーカーケーブル、オヤイデ OR-800A と比較してみました。
























BRODMANN:VC-1 にオヤイデ・・合うわけがなかろうという先入観をもって試聴しましたが、


やっぱり合わなかった。。BRODMANN のスピーカーは低域に「ホーン・レゾネーター」という独特な機構を採用しています。要は回折現象をローパスフィルターに活用してしまったもの。ちなみに私は某専門誌編集部の方々がこのホーン・レゾネーターの仕組を全く理解できず苦労なさっていた場に居合わせたことがあります。他にも驚くことが沢山ありましたがあのときも内心驚きを禁じ得ませんでした・・笑。


ともあれ BRODMANN のそんな独特な低域そしてたたずまいから窺えるその楽器的コンセプトと、オヤイデ特有のドンシャリ感とはあまりにもミスマッチ笑。


では次。 SC-HR1300だとどうなるでしょう。











・・SC-HR1300 は以前にも1度試聴したことがありますが、この BRODMANN と組み合わせるとその魅力が引き立つ感じ。ノイズフロアが低い静寂な録音空間に倍音成分豊かなピアノ、そして耳に刺さらない質感でヴァイオリンが歌う様はいわゆる切売レベルを軽く超えています。


なら SC-HR1500 だとどうなるか。






・・ピアノもヴァイオリンも低域方向がより豊かに。そしてやはり S/N 比がとても高い。やっぱり切売レベルを大幅に超える音。 SC-HR1500 もハイコスパですね。店員S田でした。


















audio-technica:ATH-WP900




なんとも美しいハウジング・・。





ポータブルヘッドホン、ATH-WP900 。ここまで美しいと屋内でも使いたくなりますね、私なんかは。






ポータブルなのでやはり密閉型。イヤーパッドもヘッドパッドも立体縫製されているので装着感は素晴らしい。





試聴に使うヘッドホンアンプはポータブルでなく据置。ラックスマン:P-750u





ポータブルにしてはけっこういいお値段がする ATH-WP900 ではありますが、ポータブルだと電子楽器を多用するポップスを聴く方々が購入を検討しそうなイメージもあるのでまずこの宇多田ヒカルを聴いてみます。と、


高域が鮮明。質感は明らかに硬め。温度感はかなり低い。





多分ヘッドホンの試聴に使われることはほとんど無いであろういつもの竹富を聴いてみると、


さざ波の泡立ちがやっぱり硬い。軽金属製の粒子がぶつかり合う感じ。


エイジングで多少柔らかくなるでしょうが、ちょっと偏ったチューニングという印象です。





ソニーの MDR-1ST で同じ2枚を聴いてみましょうか。





・・MDR-1ST はロングセラーの名機、MDR-CD900ST のハイレゾ対応版で 実売価格は ATH-WP900 の半額以下。


こちらは ATH-WP900 とは全く異なり、明らかな中音域重視のバランス。音像は太め。温度感は高め。


どちらが好みかと問われたら私は同じ SONY の MDR-CD999 、MDR-CD3000 をかなり長く使っていたので?  MDR-1ST の方が好きと即答してしまうでしょうが、これは人によって好みが分かれるでしょうね。店員S田でした。

入門クラス ラインケーブル3機種比較試聴




今日は入門クラスのラインケーブル 3機種 を比較試聴しましょう。









まず当店備品。 VICTOR の LC-OFC 導体(懐かしいです)採用ケーブルで聴き、



今日のスピーカーは KRIPTON:KX-1000P 。





次に ZONOTONE:6NAC-Granster 3000α RCA / 1.0m  を繋ぎます。























VICTOR では冒頭の拍手が「ペチペチペチ」という感じで軽かったのが、
6NAC-Granster 3000αだと「バチバチバチ」といきなり太く低くなる。


ベースも太くて存在感がありますね。相対的に高域は影が薄くなる。


スピーカーに例えると VICTOR はピエガのブックシェルフ、
6NAC-Granster 3000α は JBL の古い中型ブックシェルフといったところでしょうか。


では次。BJ ELECTRIC:ML-R / 1.0m 





地味ですが新人です。

















・・ピエガと、もとい VICTOR と 6NAC-Granster 3000α を足して2で割った感じ。


冒頭の拍手がフラットバランス?になりました。6NAC-Granster 3000α はかなり誇張されたピラミッドバランスだったのですね。
ML-Rベースを特には意識させません。


カラッとした質感なのですが音像が過度に細くなく健康的な肉付き。ジャンルを選ばないでしょう。


では最後。お客様からのお問い合わせも多い SUNSHINE:SRC-reference 1.0 / RCA 1.0m





















冒頭の拍手がウェットな質感になったことにまず気が付きます。クリス・ボッティのトランペット、スティングのヴォーカルもやはりウェット。どの楽音も滑らかできめ細かな質感になるので聴いていて生理的に心地よい。へえー。これもいいケーブルですねー。


安くても個性派揃いでしたね。店員S田でした。








KRYNA:Palette-Cu その2




では 比較試聴といきましょう。


まず ラックのガラス製棚板の上に直接 RADIUS の真空管プリメインアンプを設置して聴きます。











今回試聴に使ったスピーカーは 墺 BRODMANN の VC 1 。独特の音場表現をします。


次にノーマルの Palette を敷きます。





真空管アンプは振動にとても敏感です。


いつもながら私事で恐縮ですが、自宅の真空管モノラルパワーアンプの下には KRYNA:D-Prop Extend を敷いています。効くんですよねー。








いきなり S/N が良くなりました。音像の雑味も解消。そしてスティングのヴォーカル、クリス・ボッティのトランペット、ベース等どの楽音も残響成分が Palette 無しのときより明らかに精緻に描かれます。


これに銅板を加えた Palette-Cu だとどう変わるのか。






ぱっと見ただけでは Palette との違いが判らない Palette-Cu を敷きました。ら、


Palette のときはベースが量感過多だったのですね。。Cu にした途端ベースが引き締まって筋肉質に。そして


どの楽音も立ち上がり立ち下がりがハイスピードになる。 Palette と Palette-Cu を比べると、前者が静的、後者が動的に感じられてしまう。・・いつもながら比較試聴の怖いところです。自宅で試すと危険。店員S田でした。




KRYNA:Palette-Cu その1










KRYNA のオーディオボード、Palette-Cu を今日は聴きましょう。


ちなみに弊社にはオーディオ専門店である オーディオユニオン と、音楽ソフト専門店である ディスクユニオン とがございますが、


ディスクユニオン のスタッフに「ケーブルの試聴会」とか「オーディオボードの試聴会」とか話しますと、当店的には普通過ぎるこれらの試聴会の「意味がわからない」と言われます。





しかしですねえ、見てくださいよ





オーディオボードの側面からこんな風に銅板がのぞいているんですよ?





しかも横から見たらこんな風にほら、段差があるでしょう? 床に接する面とコンポーネントに接する面とが分かれている二層構造なんです。え?やっぱり意味が分からない?けどそれが逆にミステリアス?・・・貴方もドキドキしてきちゃったみたいネ。我慢しなくていいのよ。だってそれが恋の入り口。。





で今日ご紹介する Palette-Cu にはネ、素敵なお兄様もいるの。・・・


書きながら寒気がしてきたので止めます。左が Palette-Cu で、右がノーマルの Palette





外見は Cu とほとんど変わりません。











兄弟を下から見たところ。左が Cu。





これが Cu で、





こちらがノーマル。





Cu とノーマルの違いは詳しくは メーカーHP をご覧いただくとして、


いい機会なので 同社の ダイヤモンド・フォーメーションについてお話しましょう。


プレーヤーでもアンプでもスピーカーでも、大半の脚は四隅についています。なぜか。勿論転倒防止のためです。が、それは脚の上に載っているコンポーネントの振動対策として万全とは限らない。


では振動対策として万全を期するならどういう方法があるか?


クリプトンの IS-HR5 等背の高いインシュレーターを3個、トランスやドライブメカ等振動源の真下に設置(ダイレクト受け)するというやり方が1つ。では他に望ましい方法はないか?あります。


GOLDMUND の アシンメトリカル・メカニカル・グラウンディング を御存知でしょうか? 四隅に配するスパイク・フット中、3つをフレキシブル(樹脂系素材)にし、1つだけリジッド(金属素材)にすることで不要振動を素早く逃がすテクニックです。


以前ゴールドムンドジャパンの方に色々お話をお伺いした際、このアシンメトリカル・メカニカル・グラウンディングについてもお訊きましたところ、


ゴールドムンドは伝統的にどのコンポーネントにも独自の振動対策を採用してきたわけですが(同社言うところの「メカニカル・グラウンディング」)、その根本には同社が初期にアナログ・ターンテーブルを開発したときにその有効性が明らかになった「1点アース」思想がある。とのことでした。すなわち、


エピローグ等同社のスピーカーを画像検索していただいてもご確認いただける通り、振動を素早く確実に逃がすには、逃がすポイントを増やすのではなく逆に1点に集中させるのが一番なのだと。つまりアシンメトリカル・メカニカル・グラウンディングもその系譜に連なるものなのです。


そしてダイヤモンド・フォーメーションも実は「1点アース」思想に基づいている。一般的な四隅の脚だと、「1辺あたり2箇所」、振動を逃がす脚があるわけですが、


各辺の真ん中に脚を設置すれば? そうです。振動を逃がす箇所が「1辺あたり1箇所」になります。4点設置だけど1点アース、それがダイヤモンド・フォーメーション。


長過ぎ・・次回に続きます。私も1人でいいからお嫁さんが欲しいですねー。・・え?わたし何かおかしいこと言った? 意味はわかるでしょ? 店員S田でした。




オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館

お茶の水アクセサリー館はオーディオアクセサリーのあらゆるアイテムを展開し、国内外の多数ブランドを取り扱いしております。新品はもちろん、中古品の品揃えも充実しており店頭試聴も可能です。高価買取・下取は通信販売も対応しています。是非お気軽にご相談ください。

【電話】
03-3295-3103

【FAX】
03-3294-6141

【営業時間】
11:00~20:00
(日・祝日は19:00まで)

【E-mail】
accessory@audiounion.jp

【住所】
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-2-1 4F

カレンダー

12 2020/01 02
S M T W T F S
1 2
6 9
12 13 15 16 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

バーコード