KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その11草稿





KS-Remasta シェルリードワイヤ徹底試聴。今日でひとまず最後です。


今日は VWS シリーズ(導体にヴィンテージワイヤを採用したモデル)の凄くお高いやつを聴くんです。楽しみであり、怖くもあり。


・・やっぱり聴かない方が日々穏やかに暮らせるんじゃないか?


-------------------------------------------------------------------------------




まず最初に耳慣らしとして、VWS シリーズの Tempest.I / SR-NVK を改めて聴きましょう。


税込販売価格 88,000円。


型番解説。



KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Tempest.=グレード名

I=我々は気にしなくていいナンバー

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)


N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


具体的には、


●導体:1920~40年代 ビンテージワイヤー (直径約0.2㎜)単線
導体が半田と合金を形成する面=半田付けをする面の磨きに際し、切れ味最強の鋼で研ぎ。加えて、1組製作する度に研ぐ

●絶縁体:布(蝋含浸)

●半田:KS-Remasta選定1940~50年代ビンテージ ソリッド ハンダN(元々は松ヤニを含有していない半田)、に更に天然松ヤニ VK を加えた物。


という構成です。


・・エネルギッシュ。音に力が漲ります。そして耳障りではないものの子音成分が強調される印象。


--------------------------------------------------------------------------------




お次。 KS-Mirage / SR-NVK 。税込販売価格 165,000円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Mirage=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


より具体的には、

導体:1880年代~1890年代の海外製 AWG 30(直径 0.25mm)絹糸巻きワイヤー

半田:KS-Remasta が選定した年代等詳細不明ソリッド半田


音像がスピーカー間の中央に集中します。空間表現としては特殊ですがその反面、音像が強くて濃い。昔のソウルミュージックとか合うんじゃないでしょうか?音色もいい感じでダークだし。



------------------------------------------------------------------




お次。 KS-VWS-Purple / SR-NVK 。税込販売価格は Mirage と同じ 220,000円。

KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Purple=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


より具体的には、

導体:1910~1930年代


Mirage とはうってかわって音像が左右に散ります。そしてやはりその分だけ音像が Mirage より弱く薄くなります。ダークな音色は Mirage と変わらず。


---------------------------------------------------------------





そして遂に KS-Remasta のトップエンド、レジェンドシリーズです。


KS-VWS-Legend / SR-NVK 。お値段凄すぎて 税込販売価格が 330,000円


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Legend=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


具体的には、

導体:推定 1930年代の海外製で、AWG 36(直径 0.13mm) 絹糸巻き+赤エナメルワイヤー

半田:KS-Remasta が選定した年代他詳細は不明の海外製




・・これイイ!! 


各楽音は整然と定位。音像の密度感を音像毎に正しく描き分ける。音色は明暗バランスが中庸。テクスチャも硬軟粗密等全てにおいてナチュラル。音像が展開する音場空間自体は前後左右上下に広く展開。


ひとことでまとめると「違和感皆無」ですが、消極的な意味ではなく積極的な意味で違和感がない。しかーし! この上がある!



---------------------------------------------------------------------




これが KS-Remasta のトップエンド。 KS-VWS-Legend / SR-NVK  X8+1


税込販売価格はなんと 660,000円!!!


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Legend=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K

X8+1=


----------------------------------------------------------------




KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Mirage=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K



---------------------------------------------------------------------------------



KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Mirage=グレード名

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)


N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K



---------------------------------------------------------------------------

KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その10





KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴。今回はこのアルバムで比較試聴します。
 
前回、その9 では Stage 101、201、そして 301 を聴きましたが今回は





Stage 301 を改めて聴き、それから 401、403、901、そして 903 と聴いていきましょうか。





ではまず  KS-Stage 301 EVO.I 。税込販売価格 33,000円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

300=鏡面仕上げのランク

1=海外製高純度OFC(無酸素銅)

EVO.I =KS-Remasta 特製半田の1つ


 



前回は 101 から 201、そして 301 と徐々に導体表面の鏡面度を上げてこの盤を比較試聴したのですが、101 より 201、201 より 301 と進むにしたがって S/N 比・解像度・音像定位がレベルアップしていきました。


で、今回の試聴盤である安全地帯を 301 で聴いた印象は「ビッグマウス」。ヴォーカルがスピーカー間にかなり大きな口から発声されています。


--------------------------------------------------------------------------------------




では次。 KS-Stage 401 EVO.I-VK 。税込販売価格 55,000円。・・リードワイヤとしてはかなりお高いですがこれからもっともっとお高いのを聴くのですよ笑。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

400=鏡面仕上げのランク

1=海外製高純度OFC(無酸素銅)

EVO.I =KS-Remasta 特製半田の1つ

VK =天然松脂 VK 


・・判りやすい変化です。キュウっと口元が小さくなりました。そしてヴォーカルが前後方向にも展開して立体的に。


----------------------------------------------------------------------------






では次。 KS-Stage 403 EVO.II-VK 。税込販売価格 は 401 と同じ 55,000円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

400=鏡面仕上げのランク

3=国産 PC-Triple C (単線。直径 約 0.6mm)

EVO.II =KS-Remasta 特製半田の1つ

VK =天然松脂 VK


・・ヴォーカルの大きさと立体感は変わりませんが、音色が明るくなりましたねー。やっぱり国産の高純度銅は明るいんだなあ。例外は ディップフォーミング導体くらいかもしれない。


----------------------------------------------------------------------


お次は、




KS-Stage 901 EVO.I -VK 。税込販売価格は一気に上がってなんと 220,000円!

型番解説。


KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

900=鏡面仕上げのランク

1=海外製高純度OFC(無酸素銅)(直径約 0.6mm)

EVO.I =KS-Remasta 特製半田の1つ

VK =天然松脂 VK



・・超スモールマウス! 音数が一気に増えました。そして音場がスピーカーの外側にドッカーンと拡がりました。導体の鏡面度が Stage 9 まで高まるとここまで変わるんですね(^^;)。


------------------------------------------------------------------------




Stage シリーズの掉尾を飾るのは KS-Stage 903.EVO.II-VK 。901 の PC-Triple C 版。税込販売価格は 901 と変わらず 220,000円。


型番解説。



KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

900=鏡面仕上げのランク

3=国産 PC-Triple C (単線。直径 約 0.6mm)

EVO.I
 =KS-Remasta 特製半田の1つ


VK =天然松脂 VK


・・これはこれまでの経験から予想した通りの音でした。すなわち、KS-Stage 901.EVO.II-VK は海外製高純度銅だった導体が 国産の PC-Triple C に変わっているので、口の大きさや音場は 901 と同様、違うのは音色の明るさです。 901 より 903 の方が明るい。


-------------------------------------------------------------------------------



以上で Stage シリーズの試聴は終わり。 次回その11では ヴィンテージの導体を使用した VWS シリーズのお値段が高いモデルを聴きます。


それにしても KS-Remasta は商品が多い!多すぎる!笑。 寝室用サブシステムのラインケーブルを新調したい店員S田でした。






KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その9




天高く馬肥ゆる秋。 秋茄子は嫁に食わすな。そして芸術の秋。といってもまだ暑いですが今日も KS-Remasta のリードワイヤの比較試聴をしましょうか。





今回は 導体表面に鏡面加工を施した Stage シリーズを聴きましょう。


柄沢さん曰く、導体表面を磨くと半田がのるスピードが速くなるとのこと。砂利道よりも舗装された道路の方がクルマもスピードを出せるのと同じなのでしょうか。ともあれ、柄沢さんのこだわりが半田のチョイスだけで終わるはずはないのです。


最初に聴くのは KS-Stage 101 EVO.I 。税込販売価格 16,200円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

Stage=導体表面を鏡面仕上げ

100=鏡面仕上げのランク

1=海外製高純度OFC(無酸素銅)

EVO.I =KS-Remasta 特製半田の1つ


同じ導体と半田を使ったリードワイヤ、KS-LW-1800 EVO.I の音は前回の「その8」で聴きましたが、他の内容はそのままに導体表面を鏡面仕上げにすると音はどう変わるのか?


LW-1800 EVO.I の音は LW-1500 EVO.I との比較では低域が膨らむ印象でした。









おおっと! LW-1800 EVO.I で膨らんでいた低域、具体的にはベースが引っ込みました。そして明らかに S/N 比が向上していて、スサーナの息遣いが生々しい。。鏡面仕上げ恐るべし。


--------------------------------------------------------------------------------


どんどんいきます。お次は KS-Stage 201 EVO.I 。税込販売価格 21,600円。


KS-LW-1800 EVO.I が 税別販売価格 10,000円。 同じ導体の表面を Stage 1 レベルで磨いた KS-Stage 101 EVO.I が同 15,000円。そして Stage 2 レベルで磨いた Stage 201 EVO.I が同 20,000円ですから、鏡面度を上げるごとに5,000円  ずつ価格が上がっています。


なので? Stage 201 EVO.I の型番解説としては導体の鏡面仕上げが  Stage 101 EVO.I より更にレベルアップして Stage 2 レベルに変わったことだけ述べれば足りてしまいます。


で、Stage 101Stage 201Stage 301 の磨きの違いとは具体的には研磨剤の違いです。 先ほど聴いた 101 は 10,000番、これから聴く 201 は 20,000番、そしてお次の 301 は 30,000番の研磨剤をそれぞれ使って柄沢さんが手作業で丁寧に磨き上げています。


・・・にしても磨きの違いだけで違う商品にしてしまうなんて(^^;)。


ともあれ KS-Stage 201 EVO.I を聴きましょう。






 101 より更に S/N 比が向上したことがヴォーカルの息遣いの聴きとり易さの違いだけで判る。。


・・昔クルマで長野県から新潟県へと県境を越えたときのことを思い出しました。ロードノイズが減ったことが乗っていてはっきりわかる程に道路の舗装レベル?が上がって急に快適になったあのときのことを。車内が静かになったのでドライバーと助手席の私との間でお互い話が聴きとり易くなったのです。


S/N 比が上がっただけではありません。解像度も高くなりました。そして面白いのは、 Stage 101 EVO.I よりもギターの胴鳴りがちょっとスリムになったところ。


柄沢さん曰く、


オーディオ用ケーブルの導体で Stage 101 レベルの鏡面度 を確保できているものはおそらくない。


例えば LW-1500 EVO.I は国産である PC-Triple C 導体ですが、Stage 101 を 鏡面度とするなら  1500 EVO.I のそれは 0.6~0.7 。海外製高純度無酸素銅を採用する LW-1800 EVO.I にいたってはせいぜい 0.5 程度。。


・・いっかい、試しに柄沢さんにインターコネクトケーブルをワンオフで制作していただきたくなったのは私だけ?



------------------------------------------------------------------------------



では次。 KS-Stage 301 EVO.I201 より更に鏡面度が上がります。


今まで 5,000円ずつ上がっていた税別販売価格が 今度は一気に 10,000円上がって、 Stage 301 EVO.I の 税込販売価格は 32,400円。








・・ハイファイ! ヴォーカル、ギター等の音像定位がビシッと定まる。そして各楽器間の位置関係が前後左右に判り易く描写される。あと、 201 では不思議と胴鳴りがスリムになっていたギターが 301 だとスリムに変わりはありませんが不思議に聴いていて気持ちいい。


最近の私の判断基準は動物的になっていて、「気持ち良ければそれは良い音」。その点 301 は個人的にも良い音。ハイファイと気持ち良さとが両立するのは素晴らしいことです。



------------------------------------------------------------------------------



以上、かなり沢山のリードワイヤーを聴き比べてきました。まだ聴いていないリードワイヤがありますが笑、どれを選んでいいかすぐには言えないほど沢山聴いてしまいましたので、


ご参考までに例えば私がいま選ぶなら、


●ダークな音色、
●高めの温度感、
●そして多少膨らんでもいいから豊かな音像。

→ が欲しいので、ヴィンテージワイヤ、ヴィンテージ半田、松ヤニ採用のモデル 。が良さそう。・・・あれ? だけど



●音像は立体的でないとイヤだし、
●音場は広く、
●楽音の位置関係は前後左右上下に描き分けてもらわないと困る。

→となると 導体表面を鏡面加工もした方が絶対いいハズ。



ってことは、まだ比較試聴はちゃんとしていない あのとてもお高いLegend シリーズ・・!? 


この仕事、やっぱり逆に財布に厳しい気がする。役得とは何となく違う気がしている店員S田でした。


 

















KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その8





何やら台風が近づいているようですが、「台風の日こそオーディオすべし」と古い格言にもあるので今日も KS-Remasta のシェルリードワイヤ徹底試聴です。雨ニモマケズ風ニモマケズ。


今日はこの KS-LW-1500 EVO.I から。税込販売価格 10,800円。実は当シリーズ その4で既に試聴しているんですが笑、 次の KS-LW-1800 EVO.I との比較のために再度とりあげます。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

LWLead Wire

1=単線

500=PC-Triple C

EVO.I=KS-Remasta 特製半田の1つ


具体的には、

●導体=PC-TripleC 直径0.6mm 単線

●絶縁=不明(後日調べます)

という構成。





柄沢さんのご説明によると KS-LW-1500 EVO.I の音は


「 ワイドな F、Dレンジ。高密度でエネルギー感があふれる 」とのこと。


たしかに高低強弱の幅が広い音。特定の帯域が盛り上がっていないので スッキリ感 がある。フラットなバランスでドーンと音が迫る感じです。


スッキリクッキリハッキリな音は国産高純度銅単線に多いですよね。ケーブルとやっぱり同じだなあ。






では次。KS-LW-1800 EVO.I 。税込販売価格 10,800円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

LWLead Wire

1=単線

800=直径約0.6mm 海外製高純度OFC(無酸素銅)

EVO.I=KS-Remasta 特製の半田の1つ


こちらのモデルについては具体的に付け加えることはありません。


LW-1500 EVO.I がフラットバランスですっきりした音だったのに対し、KS-LW-1800 EVO.I の音はベースがボンボン膨らみます。


導体が PC-Triple C から海外製高純度OFC に変わっただけで導体径他は同じはずなんですが、導体の違いだけでこうも変わりますかね。。不思議です。


ところで話が逸れますが、


クルマのデザインって、最近は鉄の加工技術が設計技術?に追いついたからなのか実に3次元的ですよね。設計時の微妙なカーブを製作段階において忠実に造型できている(ヨルマみたい)。


そんな現代のクルマの造型に慣れた眼で昔のクルマを見ると、随分と制約がある中でデザインと加工をしていたんだなあと感じます。が、その制約内での工夫にデジタルなプロセスを介さない人肌感があって逆に新鮮で、たとえば非常に状態がいい昔の日本車を道路で見かけると私などはずっと見つめてしまう。


柄沢さんが制作するリードワイヤにもそれと似たものを感じますねー。現行のシエンタとかフーガとかではなく、古いカローラとかセルボとかパンダとかシロッコとかのほう。ペーパードライバーの店員S田でした。


















KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 箸休め





KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴  を続けておりますが、ちょっと箸休め?しましょうか。






導体表面の平滑度、鏡面度を高めることが微小信号の伝達性能を高めるために有効だと KS-Remasta では考えているわけですが、


それは勿論ケーブルにも関わる問題なわけです。


ヴィンテージワイヤでも表面の錆と酸化皮膜を取り除けば、いま新品で手に入る内外の高純度銅にハイファイ性能で劣らぬどころか上回りさえすることもあるという事実は、中古のケーブルをバラして導体表面を磨いて再利用するっていう新しい?遊びができそうで私などはうれしいんですが、それはともかくとして、


思い出したのは Maxonic のケーブル です。


RCAケーブル、スピーカーケーブル共に導体は「純銅」で、「高純度銅」ではありません。


具体的には「タフピッチ」。まさかのタフピッチ。なぜに!?


メーカーの方の説明によりますと、

●いわゆる高純度銅をつかったケーブルにおいてオーディオ信号が流れるのは導体の主に表面である。

●それは導体の純度が高いすなわち不純物が少ないことの結果である。

●周波数が高いほど導体の表面を伝わるが、表面に近づくほどに伝送特性が落ちてしまう。

●しかし不純物が多いならば逆に、導体の表面にも内部にも銅以外の素材が点在しているわけだから、



KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その7




では次。 KS-VWS-Tempest.I / N-VK (税込販売価格  55,000円)。





型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Tempest=グレード名

I=我々は気にしなくていいナンバー

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


具体的には、

●導体:1920~40年代 ビンテージワイヤー (直径約0.2㎜)単線
導体が半田と合金を形成する面=半田付けをする面の磨きに際し、切れ味が持続する鋼を採用。1度の研ぎで3組まで製作

●絶縁体:布(蝋含浸)

●半田:KS-Remasta選定1940~50年代ビンテージハンダN(元々松ヤニを含有している半田)。に更に天然松ヤニ VK を加えた物。

という構成です。





Tempest. I/N-VK 、しっとり滑らかな質感。そして音色が濃い。おじさんこの音スキ。


価格もトップエンドと比べれば常識的。あくまでトップエンドと比べれば ですけど笑。
で。多作な柄沢さんは テンペストにも違うヴァージョンを用意しています。





それがこの KS-VWS-Tempest.I/SR-VNK (税込販売価格 88,000円)。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Tempest.=グレード名

I=我々はやっぱり気にしなくていいナンバー

SR
=ソリッド半田(松ヤニが仕込まれていない半田)


N=半田の1つ。Natural、Neutral の N

VK=松ヤニ(Vintage K


具体的には、


●導体:1920~40年代 ビンテージワイヤー (直径約0.2㎜)単線
導体が半田と合金を形成する面=半田付けをする面の磨きに際し、切れ味最強の鋼で研ぎ。加えて、1組製作する度に研ぐ

●絶縁体:布(蝋含浸)

●半田:KS-Remasta選定1940~50年代ビンテージ ソリッド ハンダN(元々は松ヤニを含有していない半田)、に更に天然松ヤニ VK を加えた物。


という構成です。







・・ホンットに 細かいなあと思いますが笑、導体と絶縁体は全く同じなのに(普通のリードワイヤ製品だとこの2点に加えてせいぜいチップの素材・メッキ・長さくらいしか考慮されずに設計・開発されています)


半田と磨きの違いで音がガラッと変わると真剣に考えているのが KS-Remasta であり、結果として商品数がとってもとっても多くなっているわけなんですが、いや実際のところもっと商品数を絞った方がと思わなくもなかったりするんですが 笑、


Tempest.I/N-VK Tempest.I/SR-VNK の音はたしかに全然違うんですよねー(^^;)。


先述の通り N-VK の音はしっとり滑らかで音色が濃かったわけですが、


SR-VNK の音は打って変わって エネルギッシュ! そして耳に刺さることはないのですが子音が強調される印象です。ギターの高域成分がストレスなく気持ちよく伸びているといいますか。情報量は特に高域方向において増えていますね。


お察しの通り、N-VK の音が好みだったワタシが SR-VNK を選ぶことは多分ないでしょうが、逆の方も、あるいは逆の方のほうが多いかもしれません。



その8に続きます。マランツの SA12 か SA10 にハイエンドな電源ケーブルを組み合わせて FOCAL のヘッドホン UTOPIA で聴くっていうのも結構エキサイティングではないかと夢想中の店員S田でした。








KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その6




では次。 KS-VWS-REX. II/N(税込販売価格 27,000円)。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

REX=グレード名

II =我々がその意味を知る必要のないナンバー

N=半田の1つ。Natural、Neutral の N 。


具体的には、


●導体:1910~30年代 ビンテージワイヤー awg26(直径約0.4㎜)単線

●絶縁体:絹糸巻き

●半田:KS-Remasta選定 1940~50年代 ビンテージハンダN


という構成です。






でですね、実は KS-VWS-REX. II/N の最初期は今のものと「磨き」が違ったそうで、


シェルの先っちょに緑色の丸印がついている方が最初期のもの。その下の刃物で「磨き」を加えていたとのこと。


こちらが現在の REX. II/N 。


柄沢さん曰く、そもそも「磨き」という作業自体は導体のチップに触れる部分の錆を取り除くのが目的だったので、サクサク切れる一般の精密ナイフで磨いていたところ、


だんだん錆だけでなく、酸化皮膜も取り除き、かつまた導体表面の平滑度(鏡面度)をも更に高めたくなってしまった。そうすればきっともっと良くなるはず。


そうすると一般的な精密ナイフの新品レベルでは足らない。磨き用の刃物の「研ぎ」のレベルを向上させる必要がある・・。






その結果を聴きましょう。まず緑の印がついたこの最初期仕様。導体も半田もヴィンテージだからなのか、ギターの音色がダーク。加えて空間の前後や音像の立体感が良く出ます。この音に改善の余地を見出した柄沢さんってやっぱり変態などと内心思ってしまいますが、





この現在の仕様の REX. II/N に換えて聴くとなるほどと頷かざるを得ない。導体の平滑度がアップすることで微小信号の伝送性能もアップしたのでしょう、解像度が増えましたし、最初期モデルの音には歪み成分が各音像にまとわりついていたことが分かります。


この違いに魅力を感じてしまったワタシも結局やっぱり変態であり、というか KS-Remasta には REX. II/N の上にも沢山商品があるわけですから、それを歓迎するこのマーケット自体が結局変態なのです(どうりで居心地がいいわけだ・・)。


その7に続きます。店員S田でした。変態万歳。









KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その5


いつもながら素敵な笑顔の柄沢さん


「 KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 」。おかげさまで御好評をいただいております。




しかし当然のように右手には刃物


今日また柄沢さんにお越しいただきとっかえひっかえ聴きまくりました。



「研ぎ」と「磨き」についてお話中の柄沢さん。人間、好きなことを語ると自然に笑みがこぼれるものである。私も訊かれた筈もないのにスピーカーのインピーダンスカーブについてあることないこと嬉々として話すのが過ぎたからであろう、昔付き合っていた女性から「私はオーディオには負けると思っている」と言われ振られたことが。あれから何年経ったのか。



柄沢さんのノウハウはリードワイヤにとどまらずケーブルにも大いに関わる非常に興味深いものでしたので、 KS-Remasta のリードワイヤ製品をひと通りとり上げただけでは終わらせずに広く大きく展開させる予定です。乞うご期待。


では早速試聴を始めましょう。





今日使用する機材。


フォノイコ:Accuphase C-37 






プリメインアンプ: Audia FL 3/S


そしてスピーカーは audel:Magika Mk.2 






前回は私物でちょっと偏っていたかもなので今回は一般的?なこの盤を聴きます。





まず最初に、前回同様 オーディオテクニカのヘッドシェル:AT-LT13a 付属のリードワイヤを半田付けせずただ挿した状態で聴きます。







では次に、





KS-Remasta の KS-VWS-3024D を聴きましょう。税別販売価格 4,000円。


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder (ヴィンテージワイヤーを半田で端子に取り付け)

3024D

3 : Western Electric の ブラックエナメル絶縁
24: AWG 24 の導体径(直径約0.5mm)
D : ダッチボーイ社製半田


具体的には

●導体:1940~1960年代のWE製単線

●絶縁:ブラックエナメル、絹巻き

●半田:1940~50年代 ダッチボーイ社製黒缶


という構成。







・・KS-VWS-3024D、音色が暗めで質感もモワンとしていて好みですねえ。


あとアナログ的な筆圧の強さが感じられるのもいい。この筆圧に慣れてしまうとアナログから離れられなくなります笑。


スサーナのヴォーカルは地声ですからこういう再生がとても正しいと思います。











では次。KS-VWS-Spirit II/N(税込販売価格:10,800円)
型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Spirit=グレード名

II=ナンバー(柄沢さんが色んな仕様を模索した痕跡のようです。我々は知る必要がありません笑)

N=半田の種類。Natural、Neutral の N。


具体的には、


●導体:1950年代のビンテージワイヤー AWG 22(直径約0.6㎜)単線

●絶縁:ブラウンエナメル

●半田:KS-Remasta 選定 1940~50年代 ビンテージハンダN


という構成です。





3024D は直接音の味わいで聴かせる音でしたが KS-VWS-Spirit II/N にするとホールトーンが聴こえてきますね。空間情報が加わります。









では次。KS-VWS-Frontier I/N (税込販売価格:16,200円)


型番解説。


KSKarasawa Shingo

VWSVintage Wire Solder

Frontier=グレード名

II=我々が知る必要はないナンバー

N=半田の種類。Natural、Neutral の N


具体的には、



●導体:1950年代のビンテージワイヤー AWG 27(直径約0.37㎜) 単線

●絶縁体:ブラックエナメル ナイロン糸巻き

●ハンダ:KS-Remasta選定 1940~50年代 ビンテージハンダ N


という構成。


・・水平方向に音場が伸びました。音像がブレないんですが面白いことにベースがビヨーンと緩くなります。なぜなんでしょ? Spirit.II/N との違い・・導体径が小さくなったのと、絶縁にナイロン糸が加わったのが Frontier I / N なわけですが、


一般に導体径が小さい単線より、導体径が大きい単線の方が低域の圧が強くなる傾向がありますから、導体径の小さい Frontier のベースが緩んだのはなんとなくわかる気がします。


あとはナイロン糸の効果でしょうかね。導体の振動をある程度吸収して音像の揺らぎを減らしつつも、石油化学製品特有の質感がビヨーンと緩くもしているのかも?ちょっと矛盾するようですが。



その6に続きます。







KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その4





では次。試聴機6号は KS-LW-1500 EVO.I税別販売価格 10,000円 。


型番解説。


KSKarasawa Shingo 、LWLead Wire 

15001 は「単線」。  500 は 「PC-Triple C」。

EVO.I =KS Remasta 特製半田の1つ
 






明朗快活。ワイドレンジ。音像の輪郭線に滲みが無くて  スッキリ クッキリ ハッキリ。前後も出ます。


が。この演奏と録音の魅力である余韻成分の美味しい滲みが激減してしまいました。ので、私はこれは買わないです。しかしアナログ再生にこの音調を求める方には断然オススメです。


以上で先日の試聴分は終了。次回以降、だんだんグレードが上がっていきます。って実はこのあと同じ盤を KS-Remasta のトップエンドで聴いたんですけどね。音も価格も凄まじすぎてある意味聴かない方が幸せ系です。明日健康診断なので昼はいつものファミチキを止めてヨーグルトにした店員S田でした。





KS-Remasta シェルリードワイヤ 徹底試聴 その3




では試聴機4号。ここから KS-Remasta の商品です。





KS-Remasta:KS-LW-4000MR税別販売価格 4,000円。


ここで型番解説。

KSKarasawa Shingo (柄沢 伸吾)

LWLead Wire(リードワイヤ)

40004N-OFC(99.99% 純度の無酸素銅)

MRMusic Reference グレードの半田

MR は国産の鉛入りのもので前回ご紹介した EVO.II / VK よりもずっと安価ながら組み合わせるカートリッジや聴く音楽が何であろうと充分楽しく聴ける。とのことです(注:念のため確認しますが半田の説明です)。





なるほど。中低域が試聴機1号2号より深く沈んで、ピアノ・弦は明るすぎることもなく、落ち着いて聴ける音調。


・・ですが試聴機3号を聴いたあとだからでしょうか、ユボーのピアノの質感が安っぽく感じます。減衰の描き方が雑で美味しく漂わない。導体は3号よりずっといいものを使っているのに。


もう1度3号を聴きましょう。





・・やっぱり3号の方が官能的な質感。へええ、EVO.II / VK ってこういう音なんだぁ。。(注:半田の話をしています。念のため)


では次。KS-LW-8100 EVO.I





型番を解説。


KSKarasawa Shingo 、LWLead Wire

88N-OFC(8N純度の無酸素銅)

100=クライオ処理済の導体

EVO.I=KS-Remasta 特製の半田の1つ







純度がより高いうえにクライオ処理を施してある導体、そして EVO.I グレードの半田。この組み合わせだとなるほどノイズフロアがぐっと下がり、なおかつ音場が前後にも展開するんですね。


けど EVO.II / VK のあの官能的な音色と質感はこの組み合わせからは聴けない。分類するなら EVO.I はハイファイ系ですね。空間表現力と S/N 比が高まる(注:しつこいですが半田の音の比較をしています、念のため)。


続きます。店員S田でした。


オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館

お茶の水アクセサリー館はオーディオアクセサリーのあらゆるアイテムを展開し、国内外の多数ブランドを取り扱いしております。新品はもちろん、中古品の品揃えも充実しており店頭試聴も可能です。高価買取・下取は通信販売も対応しています。是非お気軽にご相談ください。

【電話】
03-3295-3103

【FAX】
03-3294-6141

【営業時間】
11:00~20:00
(日・祝日は19:00まで)

【E-mail】
accessory@audiounion.jp

【住所】
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台2-2-1 4F

カレンダー

09 2019/10 11
S M T W T F S
1
7 10 12
14 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ブログ内検索

バーコード